マッチレポート – Japan Dota Cup Final

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日本で初のチケット大会、ESL Oneとほぼ同時期に開催されたJapan Dota Cupだったが、アマチュア大会にも関わらず多くの観戦者が居た。
決勝戦は3試合行われたが、どれも見応えのある試合だったので振り返ってみたいと思う。

簡易リンク
1試合目
2試合目
3試合目

1試合目

WhiteFlagBear vs AffectioN!

ドラフト
japandotacup_wfbvsan_game1_pick

初戦はWFB側がPush構成でのドラフトに対して、ANは特にWFBに対してカウンターピックをすることなくドラフトを行いました。
ANはTinkerを育て、序盤の守りが出来れば後はTinkerがやってくれるといった流れだったかもしれませんが、対するWFBはPush構成、早期決着が出来てしまえばこっちのものということで、とにかくただひたすらPushの予想でした。

レーン
WhiteFlagBear
Top : Jakiro(C), Dazzle(S), Shadow Shaman(S)
Mid : Death Prophet(C)
Bot : Brewmaster(C)
AffectioN!
Top : Slark(C), Shadow Demon(S), Omniknight(S)
Mid : Tinker(C)
Bot : Tidehunter(C)

WFBはCarry Jakiroを主軸とした3体をTopに当て、対面を完全に潰しに行っていました。
3rangeに対してANは1range2meleeだったのでANはかなり不利な状況を強いられていたのではないかと思います。
他レーンに関してはお互いにファームが出来そうでした。

3:30~ ファーストブラッド
丁度WFB側がDire T1 Towerを攻撃した所から始まった。
Shadow DemonがShadow Shamanに対してDisruptionを行いそこにSlarkが被せる。
とどめを刺せそうな所でDazzleのShallow Graveが掛かり倒せず、追いかけたOmniknightが逆に捕まってしまいダウン。
ファーストブラッドはWFBが取った。
japandotacup_wfbvsan_game1_fb
その直後にBotではThunder Clapを受けたTidehunterが追いかけられダウン。

4:00~
とにかくタワーを割るという意思が強いWFBはDire T1 Towerを破壊した。
そのままT2 Towerを破壊に向かうも、Lv6になったTidehunterが駆けつけRavegeを使って追い返しに成功する。
しかしBotではBrewmasterがフリーファームという状況を生み出してしまい、美味しいとは言えない結果になってしまった。

8:00~
TidehunterのUltのクールタイムがまだある状況でそのままWFBはT2 Towerをプッシュする。
何も出来ないANをよそにWFBはT2 Towerを破壊した。

~10:00
そのまま流れでBrewmasterも合流したWFBは5人でMidをプッシュする。
合流の際にTinkerがBrewmasterに襲われダウン。
Death ProphetのExorcismもあってT1,T2共に破壊される。
10分で4本も折られてしまったAN側はかなり不利な状況となった。

12:00~
Exorcismが使える状態になったWFBはBot T1 Towerをプッシュ。
何も出来ないANはSlarkをTopでファームさせ待機。
WFBはT1 Towerの破壊に成功し、それと同時にTinkerがBoots of Travelを購入した。

13:50~
Dire Ancient Creepを狩っているTinkerを見つけWFBが倒す。
その後TPで続々と飛んでくるが1人ずつ倒されてしまい、そのままT2 TowerをWFBが破壊した。
japandotacup_wfbvsan_game1_fight1

17:00~
Tinker以外でPush出来ないANはDire Mid T3 TowerをPushする
そうこうしている間にBrewmasterが飛び込みPrimal Spiritを発動。
その間にもShadow ShamanのMass Serpent Ward、Death ProphetのExorcismもありT3 Towerが破壊される。
Brewmasterがサポートを倒し、WFBが18分でMid Brracksを破壊した。

23:30~
勢いをそのまま維持しているWFBは続けてBot Barracksを破壊し、Top Barracksを破壊しに向かう。
最初のMid Towerと同じくBrewmasterがダイブして荒らしている間にそのまま割られてしまい、全BarracksをWFBが破壊した。
しばらくした後にANがgg callを出し、1ゲーム目はWFBが取った。
japandotacup_wfbvsan_game1_fight2

japandotacup_wfbvsan_game1_result

自分達がやろうとしている事が完璧に出来たのがWFB側でした。
序盤に関してもbotとtop共に不利な状況が出来てしまっていたのでANはこの状況で逆転は難しかったかもしれない。
WFBのピック勝ち、と言われても仕方がないような構成でした。

2試合目

AffectioN! vs WhiteFlagBear

ドラフト
japandotacup_wfbvsan_game2_pick

1試合目とはまったく違うラインナップとなりました。
さっきの勝った構成で行くのか行かないのか、行った時に対策されるか等を考えることが出来るのがBO3の面白い所なのかもしれないです。
WFBはShadow DemonとMiranaのお手軽スタンコンビをpickし、対するANはイニシエートが可能なヒーロー3体をpickしました。

レーン
AffectioN!
Top : Batrider(C)
Mid : Storm Spirit(C)
Bot : Faceless Void(C), Dazzle(S), Ancient Apparition(S)

WhiteFlagBear
Top : Centaur Warrunner(C)
Mid : Mirana(C)
Bot : Viper(C), Disruptor(S), Shadow Demon(S)

先程のゲームと同じようにANはCarryが育ちにくい状況にまた遭うハメに。
ANは2rangeではあるものの、WFBは3rangeだったので誰が出ても相手に倒されるような構成でさっきと同じく辛いんじゃないかなーといったのが印象に残りました。

0:30~ ファーストブラッド
最初に湧いたInvisibility Runeを取ったのはWFBのShadow Demon
そのままMidへ行きDisruptionからのMiranaのSacred Arrowのお手軽コンボでスタンを取り、Storm Spiritがダウン。
Ancient Apparitionが警戒していたが、助けることは出来なかった。
japandotacup_wfbvsan_game2_fb

6:40~
WFBがBot T1 Towerを破壊した。
この時点でViperがlast hit(LH)35に対してFaceless VoidがLH4とかなり辛い状況となっていた。

9:10~
Radiant Jungle内で集団戦が起きるもお互いにダウンせず撤退。
その間にMidではStorm SpiritがMiranaを襲いキルを取った。

11:40~
Radiant Top T1 Towerが壊れそうな所で4v5の混戦が始まった。
結果はタワー分も含めWFBが有利に立ったが、その間に不足分を補おうとFaceless Voidが猛ファームを始めていた。

16:00~
Faceless VoidがAncient Apparitionのultとのコンボでキルを狙うも失敗。
逆に襲われてしまいダウン、加勢しに来たBatrider, Ancient Apparitionも続けてダウンしキルは8-8と並んだ。
Hand of Midasが出来ていたので少しずつだがFaceless Voidが育ち始めてきた。

17:00~
全員でBot T2 Towerを破壊しにPushするWFBに対してAncient ApparitionのUltから攻撃を仕掛けるAN。
見事にultが決まりBatriderとStorm Spiritも乗じて集団戦に参加、WFB3体を倒しキルを11-8とした。
japandotacup_wfbvsan_game2_fight2

~27:00
お互いにキルの取り合いで一進一退の攻防が続いた。
その間にFaceless VoidがNetworthでトップに踊り出た。

27:50
お互いにSmokeでぶつかる。
Faceless VoidのChronosphereがうまく決まった所に続いてAncient ApparitionのUltも入りWFB側4人がダウン。
WFBが優位にたっていた。
japandotacup_wfbvsan_game2_fight3

32:00~
SmokeでRoshanを狩り始めるANだったが、WFBが勘付きRoshan周りで集団戦となる。
結果AN側4人ダウンと先程の結果をチャラにするような集団戦となった。

35:50|
Roshanを倒しAegis of Immortalを手に入れたWFBはMid Pushを開始する。
Batriderのultが失敗しそこから集団戦が開始、お互いに怪我をするもWFBはタワーを割れずに撤退。
この時点でXP、ゴールド差が2000以内なのでほぼ互角といった状態だった。

41:00~
Smokeを使いMidからRadiant Jungleに入ったWFBだったが、Monkey King Barを持ったFaceless VoidがChronosphereで3人閉じ込めダウン、他もその後に倒され結果WFBが全滅となってしまった。
その後ANはRoshanへ行き狩りを始める、がしかしバイバックしてきたWFBに襲われその中でまさかのFaceless Voidが木の中にハマッてしまいその間に仲間が倒されてしまう展開に。
有利な状況がANからWFBに一気に傾いた。
japandotacup_wfbvsan_game2_fight4

44:00~
再度WFBが攻めるもFaceless VoidがUltで閉じ込め追い返し、ANがPushし返しMid、TopのMelee Barracksのみを破壊した。

53:00~
前に出ていたViperをBatriderがultで捕まえ集団戦が開始。
かなり後ろで待機していたサポート達が助けようとする前にダウンしてしまいここでWFBがgg call、2試合目はANが取った。
japandotacup_wfbvsan_game2_result

WFBはCentaur WarrunnerがBlink Dagger→Ultで全員集合といったイニシエートに対して、ANは3体のうち誰が突っ込んでもそれに合わせて他2体も突っ込めるのでそういった部分ではANのほうが集団戦は有利に持って行けたのではないのかなと思いました。
敵が最初から固まっていればFaceless Voidから入ればいいし、固まっていないで1人だけ前に居る時はBatriderが行くといった感じで敵の配置次第で応用が効けて優位に持って行けたのはANでした。

3試合目

WhiteFlagBear vs AffectioN!

ドラフト
japandotacup_wfbvsan_game3_pick

レーン
WhiteFlagBear
Top : Tidehunter(C)
Mid : Brewmaster(C)
Bot : Luna(C), Mirana(S), Sand King(S)

AffectioN!
Top : Wraith King(C), Skywrath Mage(S), Shadow Shaman(S)
Mid : Tinker(C)
Bot : Bristleback(C)

1:50~ ファーストブラッド
体力が低くなったTidehunterがSide Shopに入った所でShadow Shamanと鉢合わせになりShackleを受けてしまう。
そのまま後続でSkywrath Mage, Skeleton Kingがやってきてファーストブラッドを取ったのはANだった。
japandotacup_wfbvsan_game3_fb

9:40~
TopとBotでお互いにキルの取り合いになりWFBは3、ANは4となっていた。
ANのTinkerがBoots of Travelを入手した。
ここでのNet worthではLunaがまだトップだった。

12:00~
TinkerがDagonを購入。
そのままレーンでのファームを続けていた。

~20:00
Tinkerを除いた4人が集合して1レーンをPushしつつ、他2レーンをTinkerが押すという形がAN側でできていた。
WFBはTinkerのPushを阻止することが出来ず、TinkerのNet Worthが相手ヒーロー達との差を広げていった。
japandotacup_wfbvsan_game3_networth1

24:30~
ANがRoshanを倒しAegis of Immortalを手に入れる。
そのままPushし、TinkerのDagonはLv5となり暴れ始める。

28:00~
ANがBot T3 Towerを攻めるが、WFBは守ることが出来ない。
Shadow ShamanのMass Serpent Wardが置かれた頃にSand Kingが飛び込むも失敗しダウン。
そのままBrewmasterが飛び込むが、その時TinkerがLunaをDagonとLaserで倒す。
主力が削られたままBot Barracksを破壊され、そのままMid, Topと全てのBarracksが破壊された所でWFBがgg call。
2-1でAffectioN!が勝利し、Japan Dota Cup初代王者となった。
japandotacup_wfbvsan_game3_fight1

japandotacup_wfbvsan_game3_result

1、2試合目共にTriを当てられANのCarryが序盤ファームし難い状況だったが、3試合目は当てられる事無くファームが出来たためHand of Midasも早く出来てファーム速度を上げる結果となりました。
しかも早めにBoTを持ったTinkerにT1 Tower破壊を阻まれてしまうと、Push出来ない上に相手Carryのファームを許してしまう状況になってしまったためWFBは早期からかなり辛い状況だったと思います。
そして、押せずにそのまま勢いがついてしまったTinkerや復活出来てしまうBlink持ちのSkeleton Kingにそのまま場を荒らされて決着がついた3試合目といったように思えました。
Lunaを何もさせない、何かする前に倒すということが出来たのが一番大きかったのではないのかなと思いました。

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